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ジュニアボーディングスクール―今年度の出願状況2018-09-20

9月になり2018年―2019年度の出願受付が始まりました。東海岸のジュニアボーディングスクールは、中国を除くアジアの国々からの出願はローリングアドミッション方式を採用するようです。

ローリングアドミッションというのは、出願に必要な書類が揃い次第合否の判断を下すというものです。結果を出すまでの期間は、各校により異なりますが、早い学校では1週間程度、遅い学校でも1か月くらいです。必要書類を下記にリストします。

願書
推薦状―英語
推薦状―数学
推薦状―学校管理者あるいはアドバイザー(日本の担任にあたります)
成績証明書(一般的には過去2年間の結果と現行の科目の成績)
出願者質問事項書類の完成(7項目の質問に対するエッセイ)

上記の書類のリストはTABSのウェブにある情報をもとにリストしています。

高校としてボーディングスクール、ランク4(ESLのない学校)以上の学校への出願が、オンライン化されていますが、ジュニアボーディングスクールは、TABSのウェブにあるコモンアプリケーションの紙バージョンを受け入れてくれます。

留学生のジュニアボーディングスクールへの出願は、中国からが圧倒的に多い状態が今も続いているようです。2年前は、東海岸のジュニアボーディングスクールは、留学生出願者の審査の公平を図るために、あえてローリングアドミッションを採用せず、出願の締切日と合格発表日を設定していましたが、今年は、中国以外の出願者はローリングアドミッションになるようです。

小学校5~6年生でジュニアボーディングスクールを訪問し、中学校から留学する生徒の場合、学校生活におけるコミュニケーションは1年で困らない程度にはなります。
面接の時に、英語力がかなり低くても、アドミッションスタッフは留学生の英語力の伸びを十分に理解していますから、英会話が面接時にできるか否かが合否の決定要素にならないジュニアボーディングスクールも多くあります。

学校と出願者の相性が重要になりますから、ジュニアボーディングスクールへの出願には、早めの学校訪問をお勧めします。

日曜コラム―おかしな翻訳2018-09-16

最近、ボーディングスクールのウェブに大きな変化が起きています。
こちらが何の操作もしないのに勝手に日本語に翻訳されてしまうのです。
Admissionが入場と訳されたり、continueが持続するだったりと、
極めて翻訳精度が低くイライラが募ります。

単語にしてからが、この状況ですから、文章の訳は読む気もしません。
これがあらたなウェブのトレンドとなっていくのでしょう。
機械も徐々に翻訳精度を上げる工夫がなされるでしょう。
そして、いよいよ、ウェブが文化や言葉の枠を乗り越えて、
グローバルな時代が到来ということになるのかもしれません。

「これでいいのでしょうか」という疑問を提案してもしなくても、
世界はどんどん進化していき、人のあるべき努力や苦労などの
地味で控えめなマインドが置き去りにされていくような気がします。

今こそ立ち止まって一人ひとりが考える時ではないかと思います。

便利、早い、簡単、容易などが追求され続ける一方で、
そのしわ寄せが社会のいたるところで進んでいるように思います。

それをほっておけば、果たしてどうなるのか、結局そのつけは
今の若い世代が負うことになるのではないでしょうか。

少し前までは、ウェブの言語は、読者が自主的に選択していました。
ところが、今、起こりつつあることは、読者の意思にかかわらず、
自動的に、いわば強制的に英語サイトが日本語に変わってしまいます。

これからの世代の人たちは、好むと好まざるとにかかわらず、
英語のサイトを日本語で閲覧することになるのでしょうか。

めんどくさく、手間と時間がかかる異文化学習が、それ故に
習得した人に満足感や人生に対する価値観の大切さなどを
教えてきたのではないでしょうか。

個人的には、この自動翻訳機能は、めんどくさく、原文に戻すのに
いちいち手間がかかる厄介なものになっています。

便利さと不便さ、これは、私たちが自然とこれからいよいよ
共存して生きていかなければならない中で、一人ひとりが考える
機会を持つべきことではないかと思います。

教育がそれを担うべきだと異文化体験をした私は切に思います。

留学生の初年度―中学高校留学2018-09-13

留学生の初年度、彼らの学校生活はどのようになっているのでしょうか。

今回の主人公はニュージーランドに今年の春から留学した生徒です。留学して半年あまり、現地で高校1年生として学校生活を送るその生徒に聞きました。

―(留学生担当の)先生から聞いたところ、君が学校生活によく馴染み、ラグビーチームにも参加し、真面目で熱心な態度がとても評価されていました。日本の学校とニュージーランドの学校、どちらがいいですか。

「ニュージーランドです。」

―なぜですか。

「周りの人がみな親切にしてくれます。英語も留学した最初の時から比べるとだいぶ聞き取れるようになりました。分からないときは、説明してくれる友達もいます。自分を相手に伝えることもできるようになってきました。楽しく過ごしています」

―授業はどうですか。

「数学はわかりますが、religious studiesとhistoryのクラスは生徒たちと先生が話していることがまだよく解りません。まだ、授業を傍観しているような状況です。」

―Englishのクラスは大丈夫ですか。

このクラスは、留学生と現地の生徒は別に行われています。高校1年レベルの読書をして、感想文を書いたり、ディスカッションをしたりすることはまだ無理ですが、留学生は英文法のドリルやリーディングのためのソフトを使った勉強をしていて、現地生徒とは完全に別メニューで授業が行われています。

―なるほど、それなら大丈夫ですね。

日本と違って、英語圏の中等教育、特に文科系のクラスにおいては、先生が生徒に講義をして、覚えるべき項目を定期的に試験で確認するという学習パターンはないといっても過言ではないでしょう。
先生は、テーマや課題を与えるだけで、それを生徒が調べ、考え、文章にまとめたものを提出する、あるいは、調査段階で先生が生徒たちに議論させたり、自分の考えを発表したりする機会を授業中に作ります。
授業の在り方が日本と英語圏では根本的に違うため、英語力に大きなハンディのある日本人留学生の本音は、What’s going on?ということになります。
議論に参加することができないのは当たり前として、そもそも彼らのディスカッションの内容が解らないのです。

ニュージーランドの場合、year11あるいはlevel1というのが日本の高校1年生にあたります。
この学年の学習教科は下記のとおりです。
●英語(国語)
●歴史(社会)
●数学
●音楽
●宗教学(Religious Studies)
●ESOL(留学生のための英語)

ニュージーランドでは高校3年間は科目の選択が日本に比べてかなり多くなります。この生徒の場合、理科に関する科目を選択していないことが解ります。

留学初年度、1年間、しっかり勉強しても、ディスカッションや英語での作文が完全にマスターできるわけではありません。学校生活に慣れて、英語でのコミュニケーションについては、めざましく伸びるので、その勢いで、読み書きのための学習を帰国時に怠ることなく続けることが、2年目の学習の飛躍に繋がります。

ボーディングスクール―中学、高校英語力要求度の違い2018-09-11

TABSに加盟しているアメリカボーディングスクール200校あまりのうちで、中学校(9年生)までの学校を一般にジュニアボーディングスクールと呼びます。その数は10校ほどです。9年生から12年生までのボーディングスクールが高校になります。中には中学校、あるいは小学校を併設している学校もありますが、その数は多くはありません。

ESLクラスのインフラを整備して、アメリカの高校ボーディングスクールが留学生の受け入れを積極的に行うようになったのは、70年代の後半から80年代前半にその起源があると思いますが、ジュニアボーディングスクールのESLインフラはFay Schoolが他校に抜きんでて早い80年代の後半で、その他の学校は90年代になってからESLインフラに積極的になったように思います。

ジュニアボーディングスクールが要求する英語力と高校ボーディングスクールが要求する英語力には当然差がありますが、いずれの学校群においても、英語力が無くても留学することは可能であるのが現実です。

高校としてのボーディングスクール群が要求する英語力は、ゼロからTOEFL105点までとにかくバリエーションに富んでいます。大雑把に分ければ、テンスクールが100点以上、ランク4のESLなしのボーディングスクール群が最低でも80点以上、ランク3のESLのあるボーディングスクール群が40点以上です。ランク3の学校群には、インタビューは要求しますが、英語力は極端に言えば、挨拶程度でも入学を許可される学校もあります。

ジュニアボーディングスクールは、Fay SchoolがTOEFL、SSATを要求しますが、合格のための最低点はおそらくTOEFL60点くらいにあると思います。SSATについては、参考までのスコア提出となっていますが、提出は必須と考えた方がいいでしょう。
Fay School以外のジュニアボーディングスクールは、基本的にはTOEFL Juniorのスコアは提出を必須と考えてください。合格のためのスコアを追求するよりも、インタビューで、英語での基本的な受け答えができるかどうかを基本とすれば、日常的なコミュニケーションを求められるが、下記学校群です。

Fay School
Eaglebrook School(男子校)
Fessenden School(男子校)
Rumsey Hall School
Bement School
Cardigan Mountain School(男子校)
Hill Side School(男子校)
最小限の英語力でも入学を考慮してくれる学校を下記に挙げます。
Rectory School
Indian Mountain School
North Country School

但し、ジュニアボーディングスクールは学校の規模が小さいため、毎年、出願者の状況によって、日本人受け入れ枠が変化します。上記リストはあくまでも目安として考えてください。

日曜コラム―祝大坂なおみ―USオープンテニス優勝2018-09-09

テニスの大坂なおみ選手が全米オープンテニス大会で優勝しました。
日本人のプロテニスプレーヤーで初の快挙です。

6-2、6-4のスコアでしたが、第2セットは大荒れでした。

プレー中、セリーナが自らのミスに腹を立てて、
ラケットをコートに叩きつけて壊したことに対して、
審判が彼女に3回目の警告として1ポイントマイナスを与えました。
更に、審判の判定に対して怒りの収まらないセリーナは、
執拗な抗議で、なんと1ゲームを失いました。
セリーナは大会審査責任者と思しき人に対して、激しく自己主張をしましたが、
判定はもちろん覆ることなく、ゲームは進行しました。
満員のアーサー・アッシュスタジアムは騒然とし、ブーイング、
拍手、喚声が交錯し、これがグランドスラムのファイナルかと
思わせる様相を帯びてきました。

この異様な雰囲気の中、アウェイの大坂には不利な状況でしょう。
観衆はほぼ地元のセリーナを応援しています。
大大会の経験の差、不利な局面に遭遇した時の自己保存、
ゲームへの集中力、作戦遂行力など、歴戦のツワモノを相手に、
ショット、サービス共に、大坂は極めて冷静、沈着にゲームを進めました。
結局、最後の最後まで自分のテニスをかたくなに守り続けた大坂が
セリーナを下しました。

現場にいた解説者は、「私ならプレーできない」などとコメントしましたが、
大坂のテニスに対する姿勢は「素晴らしい」の一言です。

スポーツは人々を感動させます。

勝利を祝福するお母さんと抱き合う大坂選手を見て、
感動しなかった人はいないと思います。

スポーツは素晴らしい。
大坂選手に心から拍手を送ります。