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休日コラム 異常な暑さの夏に2018-08-12

異常に暑い日が続いています。
テレビでは最高気温が更新される都度、
全国規模で、熱中症により病院に搬送された人が報道されます。
また、昼間は外出を避けて、こまめに水分補給をして、
エアコンを適切に使うなどの報道もなされます。

そのようななか、個人的には、テレビの熱中症対策には従わずに
昼休みの時間は、皇居マラソンに出かけています。
昼間の最高温度が更新されるような日は、テレビクルーが
皇居の南側、東京駅にほど近い大手門付近で
ジョギングする人を待ち構えています。
「暑くないですか」という質問から始まり、200メートルくらい、
カメラマンを兼ねたインタビューアーが、私と伴走しながら
質問されたのを、2-3年前ですが覚えています。

今年は、ラジオクルーの人からインタビューを受けました。
場所は、大手門の広場付近ではなく、毎日新聞のビルのある
皇居の北側竹橋付近平川門でした。
この道が2020年東京オリンピックでマラソンコースになっているそうで、
インタビューアーは、盛んに暑さ対策について質問するとともに、
オリンピックでこの時期に、このコースを
選択することへの意見を求められました。
すなわち、その人は、コースの変更および、
時間の変更を私に言わせたかったのではないかと思います。

コースの変更は難しいが、スタート時間をより早くすることで、
選手への負担は軽くなるのではないかと述べました。

これだけ暑いと、剣道の稽古も十分な給水と休憩が必要です。
日曜の午前中、10時半から12時までの稽古で
2リットルのスポーツドリンクが空になります。
冬であれば、稽古中に一度も面を取ることはありませんが、
この時期は、給水を兼ねて、適宜面を取って、休憩します。
給水は2リットルほどですが、おそらく発汗はそれ以上でしょう。
真夏に、頭と手首を含む全身を覆って動き回るのですから。

剣道稽古に熱心なフィリピンから来た若者によると、
彼の国では、恒常的な暑さのため
熱中症がテレビで報道されることはあり得ないのだそうです。
暑さに国民が慣れていて、それが当たり前なので、
体の暑さに対する耐性が日本の人たちと違うのではないかと思います。

日本もあと半世紀くらいすると熱中症関連の報道は、
なくなっているかもしれません。


お盆の時期、そろそろ、今年の暑さもピークを越えたかもしれません。
皆さん、暑さ対策を万全に、無理せず、健やかに夏休みをお過ごしください。


#2 学校訪問の時期2018-08-08

<6日のブログに続きます>
前回のブログで訪問予約を考えるときに考慮しなければならないことを挙げました。

日本から飛行機を10時間以上乗り、限られた日にちと時間をやりくりしてボーディングスクールを訪問するわけですから、訪問のためのおおまかな特徴を知っておくことは、重要です。ボーディングスクール訪問予約の際、知っておいた方が良いことを下記に挙げます。

●水曜日の午後は訪問を受け付けない学校が多い
●土曜日の午前中は、訪問予約を受け付ける学校もある
●10月末と2月のペアレンツウィークエンドと呼ばれる期間では、金曜日と月曜日は予約が取れないことが多い
●11月後半の感謝祭休み(7日~10日ほど)、3月末の春休み、6月から8月の夏休みの間、訪問予約はできても生徒がいないので授業、生徒、教師などの様子はわからない

上記を考慮したうえで、訪問の時期は9月からの新学期入学に対して、その前年の9月から1月が学校訪問の一般的な時期になります。
最難関と言われているランク5のテンスクールズ(10校)、ESLクラスがなくテンスクールズの下位にあるがおおよそ最低でもTOEFL80点以上が求められるランク4のボーディングスクール(30校~40校)は、9月入学に対して、その出願締め切りはその年の1月になります。
ランク3以下のESLのある学校(100校以上)は、1月末で出願を締め切っても、その後も寮の空きがあれば、生徒を募集しますが、現実的には9月の新学期入学のみならず1月の後期からの入学も受け付ける学校も多くあります。

ボーディングスクールの出願に際して、学校訪問は必須ではありませんが、インタビュー(面接)は必須です。留学生の出願で、学校訪問ができない場合は、スカイプあるいは電話によるアドミッションスタッフとのインタビューは不可欠です。

学校訪問をする時期は、9月の新学期から雪のふる季節の前、おおよそ11月までが最も適しています。

訪問する学校が確定すれば、それぞれの学校のウェブ、Admissionのページのinquiryで訪問者情報を入力します。その後、訪問日と時間は、電話ないしはメールで各校に連絡をします。最近では、ウェブ上で、訪問日時の詳細を公開するボーディングスクールも多くなりました。訪問に際しては、なるべく余裕あるスケジューリングを心がけ、5間程度の訪問期間であれば、1日くらいは1校だけの訪問日を作っておけば、体力的にも、精神的にも楽になります。
つづく

#1 学校訪問の手順2018-08-06

アメリカ、中学・高校ボーディングスクールの新学期は9月上旬に始まります。夏休みが明けるまであと1か月余りですが、9月以降の学校訪問予約は、夏休み期間中でも取ることができます。

ボーディングスクールを訪問する際の手順としては、次のようになります。

訪問校の選定→訪問ルートの確定→学校訪問予約→フライト予約・滞在先予約→地上交通機関の確保(レンタカー・リムジンサービス予約)

訪問校の選定が決まって次に行うのが訪問ルート、すなわちボーディングスクールを訪問する順序を決めます。日本と比べるととてつもなく広大なアメリカでの交通手段は車と飛行機になります。
ボーディングスクールは東海岸地方に集中しているので、私はいつもレンタカーを使います。
アメリカのレンタカーは、他の英語圏の国と比較してとても便利で使い勝手が良く出来ています。借りる場所と返す場所は同じである必要はなく、ガソリンも満タンにして返さなくてもいいという方法も選択できます。今まで30年以上に渡ってレンタカーを使っていますが、車の故障は幸いなことに一度もありません。

学校間の距離と走行時間は、GoogleのDriving Directions and Mapsというウェブを使えば、住所を入力するだけで簡単にその情報が入手できます。

ボーディングスクールの学校訪問予約の時間帯はおおよそ8:30から14:00ころまでになります。1校の訪問時間は2時間余りですから、移動時間や昼食、ドライブ休憩などを考慮すると1日最大2校の訪問になります。
北にある学校を先に訪問する時は、国際線から乗り継いでメイン州のポートランド(オレゴン州ポートランドと間違えやすいので注意が必要です)から入り、ニュージャージー州、ペンシルバニア州の学校を訪問しなければ、交通渋滞のすくないコネチカット州のハートフォードから帰途に就くというルートになります。もちろん、ハートフォードから北上するルートでも構いません。

訪問予約を考えるときに考慮しなければならないのは、多くのボーディングスクールが水曜日は学校訪問予約を受け付けていないことです。10月末のペアレンツウィークエンド、11月後半の7日~10日余りのある感謝祭休みも考慮して学校訪問の予約を取ります。
つづく

週末コラム 錦織圭選手 USオープン前哨戦2018-08-04

テニスの錦織選手、今、全米オープンテニスを前にして、
アメリカ、特別区ワシントンDCで開かれている
シティオープンテニス大会で8強まで進んでいます。

ベスト16の対戦相手は、19歳のシャポバロフ選手でした。
名前からして東欧の選手と思いきや、彼の国籍はカナダです。
余談ですが、今後、プロスポーツの世界では、国籍の多様化が進歩して、
世界のどこの国が一番選手自身にとって、良い国かで、
その国籍を決める時代になるのかもしれません。

さて、今日の試合、結果は7-6、6-3で錦織選手のストレート勝ちですが、
その内容はストレート勝利とは言えません。

一言でいえば、安心して見ていられません。ハラハラ、ドキドキの連続でした。

錦織選手の最大の強みは、ストローク戦による粘り強い返球にあります。
決して、欧米の選手によく見られる強烈はフォア、
バックハンドのショットではないと私は思っています。

自身もテニスを長くやっていて痛感するのは、
ミスの多い方が負けるという理屈です。

19歳の新鋭、シャポバロフに対して、錦織選手は自らの実績から来る
経験を最大限に生かしてプレーをすると思われたのですが、
ミスの数はシャポバロフとほとんど変わりませんでした。
それ故に、試合を見ていると、叫びたくなるのです。

21歳のシャポバロフと28歳の錦織、年齢的には決して対等ではありません。
そして、錦織選手はシャポバロフに負けたこともあります。
であるならば、負の経験からの学習が必須と思われますが、
今日の試合、スコアほどには、一方的ではありませんでした。

何が問題かですが、

私は錦織選手の精神の安定性にあると勝手に思っています。
世界ランキングに入るような選手は
どこで番狂わせが起こってもおかしくないと思います。
それでも差がつくのは、革新的な攻めの意識と
自分の技量を見抜く冷静さではないかと思います。
焦らず、急がず、的確に打ち返し、相手の隙を攻めるという意識が
世界の継続的なトップランカーに見られる特徴ではないかと思うのです。

セカンドサーブをたたいて一発で決めようとしたり、
無理な態勢や十分な引き付けができないままのオープンコートへの
ショットは結局ミスに結びつくのではないかと私は思います。

錦織選手のたぐいまれな才能と体力は、
4大大会を制するだけの力を持っていると思います。
彼のUSオープンでの活躍を期待します。

#3 ボーディングスクール―10年生の学習科目2018-08-03

<水曜日のブログに続きます>
現役、10年生を終えた留学生の学習科目を解説していますが、日本の10年生(高校1年生)が履修する科目と比べて、芸術科目、体育科目、自習時間、生徒との共同での言語学習時間、そして寮生活での評価など、主要な学習科目以外に多くの活動があることに、このブログの読者の皆さんは気付かれたと思います。

芸術活動、体育活動、そして寮生活など、生徒の個性や特性を活かすための学校生活では、それを管理するための人員を確保しなければなりません。また、それらの人々はそれぞれの分野において専門的な知識や技術、そして何より先生として生徒を愛し、伸ばすということに熱心に取り組める必要があると思います。

ボーディングスクールは、中学、高校ともに規模の大小にかかわらず、担任の先生やホームルームというスタイルのクラスはありません。ボーディングスクールでクラスといえば、学年全体を指し、class of 2018といえば、2018年6月に卒業した生徒全体を表します。

クラス単位で学校生活が行われる日本に比べて、ボーディングスクールでは同窓生の和は学年単位となりその数は、小規模の学校で40名、大規模の学校で200名くらいです。そして、先生対生徒の比率は1:10以下になります。

ボーディングスクールの教育の質を支えているのは、先生の多さではないかと思います。

1人の先生が40人の生徒を相手にディスカッションやプレゼンテーションを行うとすれば、その効率は悪く、参加する生徒と参加しない生徒がどうしても出てしまい、それぞれの生徒の意見を求めるということは極めて難しいと思います。
従って、先生は専ら40名程度の生徒に均等に情報を提供し、それを生徒がどれほど理解したかを定期テストによって計り、もって学習評価とすることが日本の教育の伝統であり、その基礎は容易に変えられるものではないと私は思います。

日本では、義務教育が始まると同時に、クラスというのが学校を構成する基本単位となり組織となります。そこから、個と組織との関わりの学習が始まります。ボーディングスクールにおいては、個はあくまでも個として考えられるような教育が実践されているように思います。

10年生の学習科目というテーマから、ボーディングスクールの個に対する学習とその評価を読者の皆さんに少しでも伝えられれば、幸いです。