ジュニアボーディングスクール2010-03-07

日本と英語圏の教育制度の根本的な違いは教育統制のあり方にあると思います。英語圏諸国では各州や自治体に初等、中等教育が任されているのが一般的です。日本のように小学校、中学校、高校の学年が全国的には統一されてはいません。


北米やインターナショナルスクールで一般にハイスクールといえば修業年限は4年で、9年生(14歳)から12年生までです。TABSに加盟するボーディングスクールの多くがハイスクールですが、9年生以下の学生を受け入れる寮の設備を持った学校をジュニアボーディングスクールと呼びます。TABS加盟校でジュニアボーディングスクールは80校ほどあります。これら学校を大別すると小学校から高校までの一貫校、小学校から中学校(9年生まである学校も多くあります)までの学校です。


学年はグレード1からグレード12というように小学校から高校までの学年を通年で表現します。ジュニアボーディングスクールの中にも9年生までグレードあるところと8年生で終わりの学校もあります。ジュニアボーディングスクールで9年生までグレードがあれば、次のハイスクールには10年生から入学することになります。ただし、入学難易度の高いボーディングスクールへの進学は募集人員の多いフレッシュマンのグレードにあえて落として入学願書を出す留学生もいます。


ジュニアボーディングスクール入学のメリット


これからの留学を考えるとき、ジュニアボーディングスクールへの需要は必ず高まるでしょう。理由は、高校からの中堅以上の難関ボーディングスクールへの入学に関しては、英語力が必須だからです。特に将来テンスクールズやESLのない難関校に入学して学ぶことを考えれば、日本での成績が完璧であってもネイティブなみの英語力がないことには考査の対象になりません。


基本的学習力と意欲があれば小学校後半から中学校時代であれば2年ほどで英語は習得できます。そうすることで、将来の教育選択肢をさらにグレードアップすることが出来るのです。10代前半の子供たちは、好奇心旺盛でこころが素直であれば、英語をコミュニケーションの道具として身につけるまでにそれほど苦労をしないというのが私の教育コンサルタントとしての実感です。


留学年齢は徐々に低くなっていると私は感じています。自ら留学ないしは海外生活体験をもったお父さん、お母さんが増えたことにより若年層の留学に抵抗がなくなりつつあるのではないでしょうか。


私が留学コンサルタントを始めた80年代初めころは高校生になって留学熱に燃え、親を苦労して説得し高校2年生ころに出発するのが一般的でした。それが90年代になると、親子の相談が当たり前になり、2000年ころから小学生の子供を持つ親の留学相談が高校生の単独相談よりも多くなってきました。日本の経済的成長、インターネットなど情報ネットワークの進歩などで、教育というマーケットも国内から世界へとその広がっています。その中でボーディングスクールへの入学が注目されています。ボーディングスクールという独特の教育は、現代の情報化社会を背景に世界から生徒を募ることができ、良い伝統を堅持し、古いイメージを払拭して成長しつつあります。ボーディングスクールで教育を受けることが理想的な教育環境で安心して子供を任せられる合理的な方法のひとつであることに世界の親が気づき始めているのではないでしょうか。


ジュニアボーディングスクールの学校選び


TABSにある82校のジュニアボーディングスクールから適切に学校選択をする方法について、小学校を終えた時点で留学するということに的を絞って解説します。82校のうち、ミリタリースクールが11校、カナダにある学校が15校、アメリカカナダ以外が2校、アメリカにあってハイスクールを持たない学校が6校、それ以外が小学校(通いの学生のみの場合も含めて)から高校までのボーディングスクールです。その中で注目したいのはジュニア部門だけで成り立っている6校の学校群です。すべてアメリカ東海岸にあります。これらの学校が留学生を受け入れるようになったのは80年代の終わりくらいからです。学校により差はありますが、ESLサポートやシステムを持っています。受け入れ時の年齢が若いため、あまり英語が話せなくても、学習力や将来の伸びを見込んで受け入れてくれる学校もあります。本人の可能性を最大にアピールするためにも学校訪問は欠かせません。


この6校の学校は次の進学先ボーディングスクール入学に関してもしっかり世話をしてくれます。これらの学校を卒業した留学生の多くがテンスクールズをはじめとして著名なボーディングスクールへの入学を果たしています。

そのほか、ミリタリースクールなどもそれぞれに個性がありますので、興味があるご家族は学校を訪問することをお勧めします。

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