寮生活の基本-自己管理について2011-02-09

ボーディングスクールでの自己管理を学習面、生活面に分けて考えてみます。日本では、自己管理という概念が希薄ななかで、留学生は精神的におおきなそして極めて重要な仕事を学んでゆくことになります。
生活面をさらに分けると日々のスケジュール管理と持ち物の管理に分かれます。日本にいたときと違い頼りになりかつ、自分よりも自分を知るところがあるマネージャー役とも言えるお母さんはいません。留学生は生まれて初めて異文化という鏡に写った本当の自分の姿を見ることになります。


土日は暇そうですが、いくつかすべきことがあります。洗濯、クリーニング出し、部屋の掃除、買い物、課題や宿題の勉強、イベントなどへの出席です。留学して間もないころは、寮生活がまだ自分の部屋の延長という感覚で部屋の片付けはおろそかになります。ルームメイトが不在で、鍵をかけずに自分が少しだけ部屋を空けて戻ってみると、机の上に置いた財布やアイポッド、時にはノートパソコンが消えていた。これはよくあることなのです。
今まで、何度か言及してきたように、古今東西を問わず、また学校の難易度にかかわらず盗難は起こります。オートロックが当たり前のホテルではないので、誰でもうっかり鍵のかけ忘れはあります。そして、自分が忘れなくてもルームメイトが鍵をかけ忘れることもあります。
盗難にあったら必ず寮母さんに報告をしてください。留学生だけでなく、自国の生徒でも盗難の被害にはあうのです。問題はその対応です。この報告をあいまいにすると失われたものは戻りません。日本であれば、「学校の管理不足」ということで親が黙っていないかもしれませんが、英語圏では明確な自己主張の基本は本人にあります。
自己管理責任はその時点で発生し、また自覚もすべき異文化学習の基本と私は考えます。対応策として多額のキャッシュは持たないことです。多額とは50ドル以上と考えます。それ以上の金額は学校に預ければ安全です。そして財布は可能な限り身につけておきます。朝夕のシャワーや食事など部屋をルームメイトと共に留守にするときはお互い、鍵を確認します。さらにアイポッド、デジカメ、そしてノートパソコンなどの貴重品は自分の名前を刻みこむことはもちろん、鍵のかかるスーツケースや自分のロッカーなどで管理します。


今まで数百の学校を訪問し、その都度生徒の部屋を見てきましたが、整理整頓の厳しいミリタリースクールを除いて、男子女子ともにおおよそ散らかっていました。しかし、彼らは長い寮生活の中からその要点をつかんでいると思います。大切なものはほっておかないということです。そして、不審なこと、納得の行かないことはかならず寮の責任者、自分のアドバイザー、メンター(先輩に当たる生徒の個別アドバイザー)にその事実を伝えることです。

コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)