学校規則について1-ボーディングスクール(アメリカ編)2011-01-27

ボーディングスクールの校則と日本の学校のそれとの大差はないと思います。しかし、校則を遵守するという点では日本の事情と大いに異なります。ほとんどのボーディングスクールでは、飲酒、喫煙、ドラッグ使用、暴力、カンニング(Cheating:インターネット情報のコピー&ペーストも厳禁)などの重大規則違反(Major offence)を生徒が学校生活の中で犯せば、即退学と規定しています。そして、それが実行されるのが、アメリカのボーディングスクールの現実と考えてよいと思います。
理由の無い遅刻、欠席、先生や友達に対する不適切な言葉使用、ドレスコード(衣服にかんする着装規定)違反などは規則違反(Minor offence)となり、生徒が繰り返して規則違反を行なえば、退学の対象となります。特に不適切な言葉(たとえば俗にいう「F」ワード)を先生やスタッフに向かって3回以上言えば、退学となるでしょう。


Major offenceを生徒が犯した場合、どのような経過を経て具体的な罰則が適応されるかを多くのボーディングスクールがStudent Handbookで明示しています。生徒の言い分も聞き、複数の委員によって、学校規則にのっとり規則違反をした生徒に対しての罰則が言い渡されます。そのようなプロセスをハンドブックで公開するところが、いかにも英語圏です。個人の尊重がうかがわれます。ただし、その機会を利用できるかどうかは生徒の自主性にかかっています。
万が一、留学生がMajor Offenceに巻き込まれた場合、問題は本当のことを堂々と言えるかどうかです。決して簡単ではありません。その対策を考えるよりもまず、ドラッグや酒は、関心を持たなければ良いと思います。関心がなければボーディングスクールライフでそれらを目にすることはないでしょう。そのようなことにかかわり、大切な人生の機会を失うことがないようにしてください。


「寮生活はこまかなルールがあって、英語力のない日本からの留学生に耐えられるだろうか」と考える人も多いかもしれませんが、ルール違反で結局、留学を途中放棄した生徒は、私の知る限りでは100人に1、2人です。ボーディングスクールは生徒を厳密に管理し、良い大学に入学させる機関ではないと私は考えています。
重大規則違反を破れば退学は当たり前です。日本からの留学生は年間500万円以上の「教育費」を使ってボーディングスクールに留学します。それを1回の飲酒や喫煙、ドラッグ使用、暴力などでフイして良いわけがありません。その当たり前の理屈を体得することも私は留学の重要な意味を持つと思います。
つづく

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