願書作成作業を通じて-ボーディングスクールアメリカ編2011-01-21

北米だけでなく、世界にある英語圏のボーディングスクールはすべて書類選考(TOEFL、SSAT、SLEPなどのテストの提出を含みます)が中心で行われます。面接を要求する学校もたくさんあり、それができない留学生には電話(スカイプ)インタビューでとにかく本人を知ろうとします。受験者を1箇所に集め、日にちを特定して入試を実施するボーディングスクールはありません。


レベル3以上のボーディングスクールでは、出願書類の中で最も重視されるのが英語力テストの結果と日本の在学校での学習成績であることは当然ですが、本人のエッセイも英語力、学習成績、そして先生からの推薦状からのデータとバランスが取れているかどうかもみられます。しかし、日本の生徒は英語での長文作成に慣れていません。自分が最も言いたいことを文頭で述べて、その理由を説明するという英語圏のエッセイ作成の基本を日本では学習しないからです。そこで、私はエッセイ指南を彼らに徹底します。


ボーディングスクールの出願にはおおよそ下記の書類が必要です。
(参照:TABS Common Applicationサイト


出願願書
願書料(平均100ドル)
出願者のエッセイ
英語教師推薦状
数学教師推薦状
カウンセラー(担任教師)/校長/教頭のいずれか一名からの推薦状
成績証明書(中学・高校のもの)


上記の書類を総合的に案内するのは私の役割ですが、ボーディングスクールへ卒業を目的として留学するのは志願者本人ですから、出願もなるべく自力で行うことが理想です。「行けばどうにかなるさ」という豪胆さを持つティーンエイジャーを私はこれまでたくさんお世話しましたが、日本で願書や提出書類を人任せにする生徒ほど、「行けばどうにかなるさ」という豪快さは、渡航後に消え失せてしまうものです。留学希望の生と諸君、日本でやることをすべてやってから「行けばどうにかなるさ」と言ってください。


「英語が話せるようになりたい」それはほとんどすべての留学生の志望の動機です。しかし、実際は英語を理解するために彼らがそれほど「英語」という言語学習に熱心に取り組んでいるわけではありません。それでも留学して1年もすれば誰でも英語を話すようになります。
それで留学の目的が達成されたわけでは到底ありません。生活に困らない英語であるなら、英語圏に行けば幼稚園児でも「流暢に」英語を話します。


留学とは「異文化に映る自分を見つめてそこに新たな自分を見出し、その可能性を社会に還元することに喜びと生きる意義を見つけ出すこと」であると私は思っています。自分の可能性は与えられるものではなく、みずから自分のなかに発見し、育てるものであると私は信じます。ゆえに、出願書類作成は親子で取組み、その段階から多くの新たな自分の可能性を出願者みずから探し出すという地道な作業に取り組んで欲しいと思います。
つづく

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