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日曜コラム 多様性とは2019-11-03

オーストラリア訪問は15年ぶりでした
グレートバリアリーフで有名なクイーンズランド州は初めてです
ケアンズ、タウンズビル、マッカイ、ブリスベンと
都市間をすべて飛行機で移動しまし
今までのなかで最も飛行機移動が多い学校訪問となりました

アメリカのボーディングスクールは
いずれも多様性(ダイバーシティ)を強調していますが
今回訪問したクイーンズランド州の学校でアメリカ的多様性は感じませんでした
南太平洋の国々から来た生徒が見うけられる学校もありましたが、
アメリカボーディングスクールのような20か国、30か国からの
留学生を積極的に受け入れている学校はおそらくクイーンズランド州の
私立中等教育機関では無いと思います

しかしながら、いずれの学校においても、生徒の行儀はしっかりしていました
私たち訪問者に対する挨拶や笑顔はとってつけた感じはありません
彼らの倫理観、人生観はおそらくキリスト教の精神を基本として
出来上がっているのではないかと思います

留学生がいなくても、英語、数学、理科、社会といった主要科目以外の
体育、音楽、芸術、演劇、社会活動に加えて、IT科目の学習など
生徒が学ぶことのできる授業の多様性は健全でした

多様性とは何かについて考えます

それは、結局、汝自身を知るということの手がかりを
追求することなのだと思います
それは太古の昔から、人類に共通して追い求めてきた哲学であると思います
時代がどのように変化しても、社会がどのように変貌しても、
世界がどれだけ縮小されても、それを構成するひとり一人が追い求めざるを
得ないのは、自分を知るということに尽きると私は
オーストラリア、クイーンズランド州の私立中等教育機関を
見て歩いて思いました

さて、日本では、11月、アメリカのボーディングスクールが大挙して
押し寄せ、フェアーが東京を中心に開催されます
彼らも多様性を尊重するがゆえに留学生を受け入れるために必死です
多様性という哲学も地球規模で考えると
いろいろな見方があるというのが私の実感です

多様性を追求するため、これからニュージーランドに出かけます
今回の学校訪問は、生徒の出願ではなく、日本の私立高校の国際化の支援です

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