Loyola Marymount University、USC訪問2019-10-10
Loyola Marymount Universityロサンゼルス国際空港から3マイルほどの丘の上に立つ大学です。ロサンゼルス市街が遠望でき、開発されてそれほど時間が経っていないと思われる新興住宅街が眼下に広がっています。
この大学の概要は以下のとおりです。
創立年:1911年
学部学生数:6557名
大学院学生数:2018名
SATスコア平均値:1250-1400(1600点満点)
出願者高校生平均成績:3.9(4点満点)
ロサンゼルス市街の南西にあるUSC(University of Southern California)の概要は下記のとおりです。
創立年:1880年
学部学生数:20000名
大学院学生数:27500名
SATスコア平均値:1420-1540
出願者高校生平均成績:A
Loyola Marymount Universityは、カソリック系の大学で学生の約半数はカソリック教徒だそうです。東海岸地方のリベラルアーツ系大学に比べて、学生数はかなり多いと思いますが、丘の上にあるキャンパスは、とても広々としていて、南カリフォルニア特有のサンシャインのなか、この大学の中心にあるチャペルは荘厳であり、敬虔なクリスチャンによって創立された伝統を物語っているようです。SATの平均的スコアは、それほど高くはありませんが、それでも日本からの留学生にとって1250点以上のスコアを英語と数学の学力試験で出すことは決して簡単ではありません。また、高校時代の平均学業成績が3.9というのも、日本の成績に換算すれば5段階評価で4.9ということになりますから、それを達成している生徒は極めて稀のように思います。もちろん、留学生の成績をアメリカ人志願者と同じようには評価しないと思いますが、ESLのないこの大学に入学するためには、相当な英語力が要求されるでしょう。
USCは、総学生数が驚いたことに4万人を超える巨大ともいえる総合大学です。上記のSATスコア、そして出願者の平均成績がAというのは、日本からの留学生にとって非常に難関です。おそらく、USCのアドミッションオフィス、留学生担当者特に日本からの生徒の出願に関しては、自国生徒の出願基準がそのまま適用されないことを知らなければならないでしょう。
仮に、日本からの留学生の場合、高校時代の成績が必ずしもオール5である必要がないと考慮されても、1600点満点のSATで9割近くの点数を取得するのは、おそらくですが、英検1級よりも難しく、TOEFL100点以上の高得点でなければ達成できないと思います。
アメリカの大学への学校訪問は、ボーディングスクールに比較するとインフォメーションセッション(学校説明)、施設見学共にオンラインで簡単に済ませることが出来るのですが、英語的ハンディのある留学生の訪問に対する特別考慮はいっさいありません。したがって、高校まで日本の学校で教育を受けた生徒にとっては、ネイティブ並みの英語力を身につけるという大きな試練を突破しないと合格はみえてこないことになります。
つづく
この大学の概要は以下のとおりです。
創立年:1911年
学部学生数:6557名
大学院学生数:2018名
SATスコア平均値:1250-1400(1600点満点)
出願者高校生平均成績:3.9(4点満点)
ロサンゼルス市街の南西にあるUSC(University of Southern California)の概要は下記のとおりです。
創立年:1880年
学部学生数:20000名
大学院学生数:27500名
SATスコア平均値:1420-1540
出願者高校生平均成績:A
Loyola Marymount Universityは、カソリック系の大学で学生の約半数はカソリック教徒だそうです。東海岸地方のリベラルアーツ系大学に比べて、学生数はかなり多いと思いますが、丘の上にあるキャンパスは、とても広々としていて、南カリフォルニア特有のサンシャインのなか、この大学の中心にあるチャペルは荘厳であり、敬虔なクリスチャンによって創立された伝統を物語っているようです。SATの平均的スコアは、それほど高くはありませんが、それでも日本からの留学生にとって1250点以上のスコアを英語と数学の学力試験で出すことは決して簡単ではありません。また、高校時代の平均学業成績が3.9というのも、日本の成績に換算すれば5段階評価で4.9ということになりますから、それを達成している生徒は極めて稀のように思います。もちろん、留学生の成績をアメリカ人志願者と同じようには評価しないと思いますが、ESLのないこの大学に入学するためには、相当な英語力が要求されるでしょう。
USCは、総学生数が驚いたことに4万人を超える巨大ともいえる総合大学です。上記のSATスコア、そして出願者の平均成績がAというのは、日本からの留学生にとって非常に難関です。おそらく、USCのアドミッションオフィス、留学生担当者特に日本からの生徒の出願に関しては、自国生徒の出願基準がそのまま適用されないことを知らなければならないでしょう。
仮に、日本からの留学生の場合、高校時代の成績が必ずしもオール5である必要がないと考慮されても、1600点満点のSATで9割近くの点数を取得するのは、おそらくですが、英検1級よりも難しく、TOEFL100点以上の高得点でなければ達成できないと思います。
アメリカの大学への学校訪問は、ボーディングスクールに比較するとインフォメーションセッション(学校説明)、施設見学共にオンラインで簡単に済ませることが出来るのですが、英語的ハンディのある留学生の訪問に対する特別考慮はいっさいありません。したがって、高校まで日本の学校で教育を受けた生徒にとっては、ネイティブ並みの英語力を身につけるという大きな試練を突破しないと合格はみえてこないことになります。
つづく
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