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日曜コラム 英語訛り2019-10-06

先週、オーストラリアの学校に電話をしたのですが
いつもは全く意識したことがない、自身の英語に違和感をもちました
相手が話している英語と自分が話している英語がかなり違うのです
なぜか、話者としての自分をもう一人の自分が見ていて
「英語、訛っているじゃないか」といっているのです
相手の英語が格調高く、自分の英語が「田舎」くさい
とでもいいたそうな自分がいるのです

ふと思い出したのが、コンサルタントになって間もない頃
アメリカ東海岸地方の学校を訪問した時に、地元の人から
「カリフォルニアから来たね」と言われたことです

また、スイスのあるインターナショナルスクールの先生と話した時
その人のブリティッシュイングリッシュの美しさにその人の品格の良さが感じられ
明らかに一本取られたと余計なことを思ったりもしました

普段、生徒には、「英語は道具だから、通じさせることが第一」などと
言っている自分なのですが、その道具に使い方にも実はそれぞれに
文化が秘められていて、物理的な伝達ツールとしての英語ではなく
言葉として、美しく、洗練されていることは、こだわりを持っても
いいことではないかと思うようになりつつあります

さて、今週からカリフォルニアに行きます

そろそろ初雪の便りも聞こえてくる東海岸地方ではなく
温かく、湿気もなく、理想的な気候の南カリフォルニアです
もちろん、バケーションではなく、大学への訪問ですが
さて、そこで話される英語に果たして違和感を覚えるものかどうか

時代はグローバルですから、そもそも「田舎もの」とか「訛り」といった
マイナス意識は払拭されるべきだという理屈はわかります
そして、本来、ボーディングスクール教育が目指す多様性を
尊重すべきことも解っています
それを実践するためにも、より多くの国のより多くの学校を訪問することを
これからもできることでれば続けていきたいと思います

そして、訛りも田舎者意識も全く感知することなく、さらっと現地に
適応している中高生諸君に未来を託したく思います

今年の最終四半期、最後の学校訪問ロードがこれから始まります

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