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ジュニアボーディングスクール訪問-♯32019-09-25

先週の下記アメリカ東海岸地方のジュニアボーディングスクール訪問を終えました。2020年の入試に関しての傾向と対策を述べたいと思います。

Cardigan Mountain School(州NH、男子校、総生徒数:225名、寮生:87%)
Eaglebrook School(MA、男子校、256名、75%)
Indian Mountain School(CT、共学、250名、42%)
Rectory School(CT、共学、250名、56%)
Rumsey Hall School(CT、共学、335名、41%)
Fessenden School(MA、男子校、511名、20%)

9月半ばのボーディングスクール、訪問者は多くありません。6校ともアドミッションオフィスの待合室は私たちだけでした。学校訪問のピークは11月ごろでしょう。

ジュニアを含めたボーディングスクールの入試プロセスは、日本とは全く異なり学校が要求する書類、情報、そしてインタビューが揃った時点で完成します。出願締め切りまでに、それらが揃えば良く、ボーディングスクールが自校で入試を実施することはありません。

今回訪問した学校のうち、SAO(Standard Application Online: SSATウェブの中にあるオンライン出願システム)による出願にシフトしたのはRumsey Hall Schoolのみでした。このシステムについては、他の機会でより詳しくその内容について述べたいと思います。

毎年3-4%ほど値上がりしているアメリカボーディングスクールの年間費用ですが、上記の学校では、基本となる授業料、寮費の年間費用はおおよそ7万ドルほどになります。その他に必要な必須費用としては、医療保険代(2000ドルほど)、学校によっては留学生のみ必要なESL費用を基本費用に上乗せする学校もあります。大雑把に言えば、サマースクール出席の費用がおおよそ1万ドル弱かかりますので、1年間の支払い経費は9万ドルくらいを考えておくのが無難です。

上記6校の日本人留学生ですが、一番多かったのがRumsey Hall Schoolで8名(ほかに2名の日本国籍ですが母国語は中国語の生徒が在籍しています)で最も少なかったのが、Cardigan Mountain Schoolの0人でした。中国名、韓国名の名札が寮のドアには沢山みられるのですが、日本からの生徒がそれに比べてかなり少ないのは残念です。しかしながら、入学の難易度という点に関しては、どこの学校も日本人留学生の評判は良く、中国、韓国に比べてとても有利に出願できるのが、ことしのジュニアボーディングスクールの入試傾向の特徴として挙げられると思います。

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