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日曜コラム 男女の学力2019-09-08

ニュージーランドの学校を訪問することになり
学力を基準にして学校のランキング(2017年データ)を調べてみました
下記がNCEA(National Certificate of Educational Achievement)の
結果に基づいて作成された学校リストです。

1 Samuel Marsden Collegiate School Wellington Girls School
2 St Cuthbert's College (Epsom) Auckland Girls School
3 Diocesan School For Girls Auckland Girls School
4 Rangi Ruru Girls' School Canterbury Girls School
5 St Margaret's College Canterbury     Girls School
6 Queen Margaret College Wellington Girls School
7 St Oran's College Wellington     Girls School
8 Columba College Otago Girls School 
9 Wellington Girls' College Wellington Girls School
10 Samuel Marsden Collegiate School -Whitby Wellington Co-Ed
11 Waikato Diocesan School For Girls Waikato Girls School
12 Hutt International Boys' School Wellington Boys School
13 St Andrew's College (Christchurch) Canterbury Co-Ed
14 Kristin School Auckland Co-Ed
15 St Hildas Collegiate Otago Girls School
16 Iona College Hawke's Bay Girls School
17 Christ's College Canterbury Boys School
18 Chilton Saint James School Wellington Girls School
19 Takapuna Grammar School Auckland Co-Ed
20 Rangitoto College Auckland Co-Ed

驚いたことに1位から20位までの学校で女子校が13校、共学が5校
男子校が2校で、トップ9校はすべて女子校です

NCEAというのは、ニュージーランドの高校でYear11~Year13、
日本で言うと高1~高3で実施される統一試験です。
その結果でニュージーランドの大学への合否が決まるともいえます

ニュージーランドでは学力女子優位が明確なわけですが、
果たしてこの傾向はニュージーランドだけでしょうか
このランキングで思い出されるのが、日本の医学部不正入試です
試験の結果は女子が上回っているのに、得点の低い男子が合格して
女子が落ちてしまうという問題は、まだ私たちの記憶から消されていません

もしかすると、机上の学習においては、男子よりも女子のほうが
集中力が長続きし、知識吸収力も男子を上回っているのではないかと
このニュージーランド、NCEAの結果を見ると考えてしまいます
もし、そうであるとすれば、これからの社会での男子と女子の役割、
働き方、そして人生の在り方まで、大きな変化がもたらされるように思います

もちろん、学習能力というのは、人の評価のすべてではありません
体力、気力、そして基本的にすべての人にはその個性があります
それ故に、教育や学校の役割というのは、そこで学ぶ生徒たちが
自分を見つめ、自分を知り、それを活かすことを理想としているのでは
ないかと思います。

しかしながら、このニュージーランドのNCEAデータは、
これからの社会で女性の多方面、かつ多くの機会での
進出を示唆するに十分な根拠となるように思います

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