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ボーディングスクールという教育環境2019-06-18

アメリカのみならず英語圏のボーディングスクールを訪問すると教育環境の違いに驚かされます。北米、スイス(インターナショナルスクール)、ニュージーランド、オーストラリアはいずれも日本と比較すると人口密度が極端に違うわけですから当然とも言えますが、学校敷地の広さと主要科目の教室以外の設備の充実に、日本からの訪問者の皆さんは一様に驚きを超えた表現をされます。

日本と英語圏の人口密度の違いという物理的な違い以外に、教育環境づくりということに対して、日本と英語圏の国々は実は大きな違いがあるように思えます。一言でいえば、ボーディングスクールで学ぶ生徒たちは学ぶことに対して我慢をしていないのです。
主要科目以外にも選択の余地は極めて多く、また学校も教室での学び以外のものに対する生徒のチャレンジを奨励しています。音楽、スポーツ、芸術などを中学、高校時代にスタートさせることは彼らにとって珍しいことでは決してありません。

主要科目を学ぶのには、広大な土地も維持のかかる施設も要りませんが、ボーディングスクールとして評判の良い学校は、国を問わずその施設を徹底して管理維持するだけでなく、時代に合わせて新たに作るあるいは改良することも躊躇なく行います。

北米のボーディングスクールに関しては、その環境は一般社会からは完全に隔絶されているといって差し支えありません。ウィークエンドを含めて、生徒が勝手に学校を出て行こうとしても、交通手段はありません。もちろん、「こんなはずではなかった」と嘆く生徒はいません。なぜならば、入学前に学校を訪問するのは、彼らの当たり前ですから。

晴れた日の夜、月がなければ、満天の星空に天の川がくっきりと眺められ、昼でも地平線が眺望できるような環境で生徒たちは数年間、社会の喧騒から離れて自分について広く、深く、そして真剣に考える機会を与えられるといっていいのではないでしょうか。

そのような環境に我慢は必要ないと思います。もし、我慢が必要であれば、その生徒は学校を去ることになりましょう。

学校訪問でその環境に大きなインパクトを受けるのは、生徒本人よりも彼らの親です。それはあたかも探していた学校があったという表現なのかもしれません。


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