fc2ブログ

日曜コラム お彼岸ウィーク2019-03-24

21日は彼岸の中日、暑さ寒さも彼岸までという言い伝えのとおり
桜の開花宣言が話題になる陽気にうきうきしていたら
土曜日はあられがぽつぽつと降るような陽気になりました
この週末、お墓参りに出かけた人たちはぶり返した冬天気に
予期しない寒さに凍えたと思います

彼岸の中日については、過去数回、休日コラムで英語圏文化との違いを述べました

英語圏の人々にとって昼と夜の長さが同じ日は、農業文化を持つ日本ほど
重要な意味を持たないと思います。
春分の日が英語でvernal equinox day、秋分の日がautumnal equinox day
ですが英語圏ではこの日は休日ではありませんし、もちろん
チョコレートの交換やトリックオアトリートなどもありません

そもそも英語圏には日本のような墓参りの習慣がありません

さて、私的なことで恐縮ですが、我が家では彼岸の中日は
兄弟が実家に集合し、墓参りをして、牡丹餅を作ります
実家といっても、父はすでに逝き、母は入院して実家に戻ることはありませんが
それでも、兄弟家族が実家に集まり、飲食を共にしてお互いの近況を語ります

母が実家から離れて3年になりますが、年に4回、彼岸の中日、お盆、
正月は家族が実家に集合します

アメリカで家族が集まる日は日本の半分、11月の感謝祭と12月のクリスマス
集まったから家族の絆が強い、あるいは集まらないから弱いなどと
いうことはできませんが、親族が集まって飲食を共にする機会が年に4回あるのは
日本文化の特徴といえるのではなでしょうか

最近では牡丹餅づくりに私の息子たちも参加するようになりました
母が実家にいた時は、料理は母が采配しましたが、
今は、多くの部分をスーパーで調達するようになりました
それも時代の流れのように思います

女方が台所を担当し食事を準備する間、男衆は庭掃除、そして手入れをします
お昼前には準備を終え、墓参りをして皆で飲食を共にしながら
お互いの近況を語りおやつの時間ころには解散します

親兄弟が集まるという日本の習慣、出来ることならば
これからも続いてほしいと思います

コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)