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日曜コラム 教室2019-02-03

勉強というと日本人なら誰しも本とノート
そして勉強机を思い浮かべると思います

留学するとその概念が見事に取り払われます

第一に勉強の大前提となる覚えることから留学生たちは解放されます
ボーディングスクールでは教室の構造が日本とは違っています

日本では四角い教室に黒板か白板、先生用の机に対峙している生徒の机
日本全国、津々浦々、日本の学校の教室は共通しています
教えるために最も合理的に考えられた教室なのでしょう
30人から40人というクラスの生徒数も私立
公立に関わらず決まっています

ボーディングスクールでは半分以上のクラスが車座に組まれます
先生と生徒同士がお互いの顔が見えるように配置されています
その人数は多くても15名くらいです
そこで授業が始まると、先生の講義は
日本に比べると驚くほどに短くなります
その代わり、生徒たちの発言と先生のコメントそして
それに反応する生徒の発言と授業は進みます
試験にでるから覚えるということを先生は言いませんし
生徒も試験を前提に授業を受けているわけではありません

覚えることも、暗記することも学習の基本ではないので
アメリカには塾や予備校家庭教師という学習補助機関産業は
日本のようには発展していません

ボーディングスクールの教育の根本は「自分を知る」ことにあります
したがって、日本の受験システムとは相いれず
留学生たちは留学当初、学校生活の違いに大いに戸惑います
授業も教室も考えることを前提として、意見の交換は
人の考えを受け入れたり、反論したりしてより良い結果を
生み出すことのために行われます

日本からの留学生たちは、ボーディングスクールの教育を
短期間に受け入れそれに慣れていきます
そして、彼らは中等教育時代を異文化の中で過ごすことになります
彼らにとって、ボーディングスクールの教室は自分が変わる
新たな教育に目覚める心のふるさとになるに違いありません

ボーディングスクール教育の価値は、そこで学ぶ生徒たちに
新たな自分に気付き、やる気にさせることにあると言えます
そうすれば、最終的には教育で失敗することはありません

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