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年末コラム ボーディングスクールと大学 教育の一貫性2018-12-30

今年を振り返って一番印象に残っているのは、例年通りの10家族との
英語圏学校訪問のなかで、3家族と大学を訪問したことです。

2008年、9月に独立してから毎年10回程度、英語圏のボーディングスクールを
訪問していますが、大学に特化した訪問は、今年が初めてです。
大学への訪問で、ジュニアボーディングスクールを含めて、
英語圏の初等、中等、高等教育機関を実際に訪問し、
新たな発見があったことは、私自身のコンサルタントとしての
基礎知識を大幅に拡大したといえます。

基礎知識の拡大を一言でいえば、彼らの教育の一貫性への認識です。

日本では、とかく出身学校名が今でも社会のなかで幅を利かせていますが、
英語圏においては、出身校で本人が判断されることはないように思うのです。
それよりも、その人個人が大いに大切で、あくまでも現場の実績が
評価されてこその出身学校であるということです。

個人の尊重ということにおいては、英語圏は日本よりも半世紀ほど
先を行っているように思います。
日本でも、終身雇用や年功序列という旧価値観が
徐々に有名無実となりつつありますが、
それに取って代わる価値観は、教育そのものに大きな影響を
与えると私は思うのです。

組織の意思よりも個人の意思が重視されればされるほど、
お互いの共存のため価値観の共有がなされなければいけません。
人としての倫理観、社会観がしっかりしていないと、
会社とそこで働く人のウィンウィンの関係は難しいように思います。

今年、ボーディングスクールで学ぶ生徒たちが進学する
いわゆるリベラルアーツの大学や、公立の総合大学を訪問して、
印象に残っているのは、そこで学んでいる人たちや教える人たちの
一所懸命さ、熱心さ、そして元気さです。
それはあたかも、中等教育機関としてのボーディングスクールが、
その規模を数倍から数十倍に拡大されたような印象を私は覚えたのです。

大学生であっても初年度は殆どが寮生活、
クラスでのディスカッションとリサーチ、
教える側と教えられる側の親密性など、
大学だからといって特別、特殊な教育が
行われているわけでは無いように思えました。

英語圏教育のコンサルタントとして、「教育とは」ということを
考えさせられる学校訪問ができたことに、私は感謝したいと思います。

新年号を迎える2019年が皆さんにとってよい年でありますように

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