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ボーディングスクールの教育 ― 生徒のための施設2018-11-20

<先週木曜日のブログに続きます>
やる気に火をつけることがボーディングスクールの目指している教育であり、その内容について先週解説させていただきました。生徒をやる気にさせるためにボーディングスクールでは、その施設のあり方にもたくさんの工夫がなされ、費用も使っています。

テンスクールズの中でも最も入学難易度が高いと言われているエクセター(Phillips Exeter Academy)、アンドーバー(Phillips Academy, Andover)のシアター(演劇、ミュージカルなどパフォーミングアートやオーケストラのコンサートホールとしても使われる)は、音響設備や観客席、舞台の配置など、高校レベルの施設とは到底思えません。日本の映画館よりもその内容は充実していると思います。
音楽の分野では、弦楽器、ピアノ、ドラムなどの個人レッスン(オプション)室、クラシックバレー、ヒップホップなどのダンススタジオなどの設備も驚くほどに整えられています。

テンスクールズ、ランク4のボーディングスクールでは、アイスリンク、温水プール、5面以上のスカッシュコート、複数の室内テニスコート、レスリング場、サッカー場、野球場、フットボール場などは標準装備と言えます。

これらの施設が生徒によって使用されるのは、放課後から夕食までの数時間と週末、および週に1-2度の他校との対抗試合の時だけです。

日常の午後3時ころまでは、これらの施設は森閑としているばかりです。

教育イコール勉強という発想はボーディングスクールにはないのかも知れません。教育とは、生徒に自分自身とは何かを気付かせること、そしてその可能性をできるかぎり追求するために、ボーディングスクールは、その施設の多様性と充実度を恒に高く保っているのではないでしょうか。

ボーディングスクールの施設で生徒が最も長い時間を過ごす寮についても、その改善は進んでいます。病気や怪我などに対応するため、寮の各階には必ず先生とその家族が同居しています。また、おおよそ7-8割の先生家族が学校敷地内で生活をしています。

寮はほぼ定期的にリノベーションあるいは改築が行われ、シャワーが水になる、雨漏りがするなどの不都合は、いわば昔話になっています。
つづく

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