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ボーディングスクールの教育―人格形成2018-11-08

今年の10月に訪問したボーディングスクールは24校、ジュニアボーディングスクールおよびランク4、ランク5の学校で感じたことは、そこで学ぶ生徒たちの人格的側面の豊かさのように思います。

ボーディングスクールにおいては、その種類と規模にかかわらず、彼らが目指している教育の根本は、生徒たちが人として完成することにあります。誠実であること、親切であること、協調性があること、勤勉であることなど、学業や芸術、音楽、スポーツ、そして社会活動などの分野で秀でることよりも前に、まず人としての基本ができていることが今のボーディングスクールが根本としている理念です。

ボーディングスクールは訪問者を歓迎します。それはもちろん、学校スタッフのみならず、その小さな社会を構成しているすべての人に当てはまります。広いキャンパスで道に迷っている訪問者があれば、生徒も先生も気さくに声をかけてくれ、助けてくれます。おそらく、彼らは人の立場にたって考えることを習慣づけられているのでしょう。

どれほど知識が豊富であっても、運動能力に優れていても、芸術、音楽の分野でその才能を認められたとしても、人としてその人格が豊でなくては、自らの持つ宝物を、社会に還元することができないということを、ボーディングスクールは日々の学校生活のなかで、生徒たちの意識に浸透させているように思います。

留学生という視点から考えると、ボーディングスクールの根本理念ほどありがたいことは無いように思います。アドバイザーと呼ばれる世話役の先生のみならず、寮の責任者の先生家族、寮生など、みな親切な人たちです。

さて、そのような小さいながらも独立した社会といえるボーディングスクールですが、彼らがいかに親切で思いやりがあるとはいえ、それはアメリカという異文化の基準に基づいていることを、留学生はなるべく早く学ばなければいけません。待っていて、手を差し伸べられることを期待するとすれば、結果は落胆しかないでしょう。
学校生活のなかでは、留学生もれっきとした生徒の一員ですから、学校の理念を実践することが求められます。誠実、勤勉、協調性、親切などの根本には、自らそれを発信する、すなわち表現することが求められることを忘れてはなりません。
つづく

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