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Rectory、Eaglebrook、Cardigan Mountain School訪問2018-11-03

肌を刺すような木枯らしが吹く晴れの日があれば、ジャケットの要らない暖かな小雨の日もある今週のアメリカのニューイングランド地方です。訪問した学校、それぞれの学校情報と訪問時のエピソードを述べたいと思います。

Rectory School(共学)
総生徒数:246人(寮生148人、通学生98人)
学年:幼稚園~9年生
留学生(寮生)受け入れ学年:5年生~9年生
創立年:1920年
全校生徒に占める留学生の割合:33%
日本人生徒数:3名
この学校の最大の特徴は、IIPプログラムと寮の部屋のおおよそが個室であることです。IIPとはIndividualized Instruction Programの略で、個別指導プログラムです。ボーディングスクールの個別指導は、一般的にTutorと呼ばれオプションですが、この学校では、それぞれの生徒の学習ニーズに合わせて、日常の時間割の中に個別指導の時間が組み込まれています。英語力のない留学生に対して、このIIPで補習がなされるために、留学生だけを集めて行われるESLクラスはこの学校にはありません。
過去10年間でこの学校に受け入れられた日本人生徒について、英語力という観点から見ると、ゼロに等しい小学校6年生、あるいは中学校1年生でも受け入れられています。

Eaglebrook School(男子校)
総生徒数:256人(寮生205人、通学生51人)
学年:6~9年生
留学生(寮生)受け入れ学年:6年生~9年生
創立年:1922年
全校生徒に占める留学生の割合:29%
日本人生徒数:1名
ジュニアボーディングスクールの中では、寮生数が多く、通いの生徒の少ない典型的な高校進学のための男子校プレップスクールです。共学のジュニアボーディングスクールと異なり、小学校部門は併設されていません。
学校施設の充実度は素晴らしく、近年完成した理科・数学棟は、サステナビリティ(環境保全)を考慮し省エネ、無公害化されたエアコン設備は、授業の一環でも使えるような構造になっています。
この学校に入学するための英語力の基本はTOEFLJuniorで800点以上です。それに加えて、日本での成績も5段階で平均4以上であることが望ましいと思います。その理由は、各学年に留学生のためのESLクラスはありますが、このクラスの機能は、読解力、作文力をつけるもので、数学、理科、社会の科目は、現地生徒と同様に取る必要があるからです。
英語力のみならず、自主的学習力とスポーツ、芸術、音楽などの分野で現地生徒と友達になり、生活面でのサポートを受ける知恵のある生徒でないと、この学校にふさわしいとは言えないと思います。

Cardigan Mountain School(男子校)
総生徒数:225人(寮生200人、通学生25人)
学年:6~9年生
留学生(寮生)受け入れ学年:6年生~9年生
創立年:1945年
全校生徒に占める留学生の割合:41%
日本人生徒数:3名
この学校の基本構造は、Eaglebrook Schoolと共通しています。男子校であり、寮生を中心として学校が運営され、小学校部門の併設はありません。卒業生は著名な高校ボーディングスクールへと進学していきます。
入学難易度という点からいえば、Eaglebrook Schoolが要求する英語力、および学習力よりも低くても受け入れてくれる可能性がありますが、この学校が留学生に要求する第一番にself-advocacy(自助努力、自己責任、自立心)です。
Eaglebrookと同様に、留学生はESLクラスで現地生徒と区別されて学ぶのではなく、ESLクラスがあくまでもサポートであることを理解しなければいけません。
そのような意識のある生徒であれば、たとえ入学時の英語力がかなり低くても受け入れられることでしょう。
つづく

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