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日曜コラム 日本は危険?2018-07-15

中学校1年から留学して5年ほどアメリカボーディングスクールで
過ごしたある生徒が、「日本はとっても危険な国」と言うのです。
その生徒によると、

「新幹線に乗っていても、刺されるのではないかと眠れない」、
東京を歩いていても、「みなナイフを持って歩いていそう」であり、
「地震が来たらどうしよう」なのだそうです。

それに比べて、その生徒が学ぶアメリカの田舎町は、
のどかで、ゆったりと時は過ぎていき、人々は親切でフレンドリーだそうです。
日本の人たちからすれば、アメリカは危険極まりない国で、
「いつ銃の乱射が起こるかわからない」
「都市を歩いていれば、爆弾テロや自爆テロも要注意」となることでしょう。

アメリカだけではありません。
ヨーロッパについても、私の家内によると、
「テロがこわいでしょう。フランスに行った友達は、添乗員の人がとても(行動制限で)うるさかったそうよ」などと言っていました。
私はいつかエジプトのアブ・シンベル神殿を見たいと思っていますが、
家内によると「とんでもない。テロ危険地域じゃない。エジプトはだめです」
となります。やれやれ、世界遺産も見るのは相当な覚悟ですね。

仕事柄、アメリカやヨーロッパには良く出かけますが、個人的には
身の危険を感じたことも物を取られたこともありません。
私にとって英語圏の国々も日本も治安が悪いと直接感じることはありません。

前述の生徒も時が経って、自分の行動範囲と生活視野が拡大すれば、
本人が思っている危険確率が相当に低いことに気付くと思います。
そして自分が作った「日本観」は、長い人生のうちで、留学という環境が
変化することで、自然に修正されていくことでしょう。
すなわち、自分が知り得る情報資源の拡大と経験が増えることで
情報に対する判断基準が変化しますから、
それは当然の成り行きともいえるのではないでしょうか。

世界は情報と言う点では、限りなく狭くなりました。
そして、私たちの行動半径はここ数十年でかなり広くなってきました。
情報をどのように判断して、行動するかが最も問われる時代に
なってきたと思います。

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