ある生徒の留学初年度2018-06-06

留学して半年になる生徒がいます。
その生徒は、自校の夏休み開始と共にアメリカ国内を移動し、
日本には帰国せずに英語学習のため、語学学校に入学しました。
国内線とはいえ、飛行機に乗れたかどうか、そして
指示されたところで予定通り出迎えを受けたかどうか、
心配だったので、携帯電話は枕元に置いて寝ました。

日本時間で週末の早朝、携帯に電話かかかってくることはありませんでした。
8時ころにメールをチェックすると、「着きました」とその生徒から、
メールがありました。

その生徒に語学研修を勧めた理由は、好きでない勉強の習慣性を
身につけてほしいからでした。
中学生、高校生の留学は、「勉強」することが留学当初は、
主たる目標にはなりません。
学ぶことよりも、慣れることのほうが優先されます。
慣れることで最も大切なことは、自分と周囲への関わりを増やすことです。
ともすれば、部屋に閉じこもりがちになることを、ボーディングスクールは
良く理解しているので、授業が終わった後、生徒が自分ひとりで過ごす時間を
作らないのが、ボーディングスクールの学校生活です。

日本の学校生活とは全く違うボーディングスクールの日常に、
おおよその生徒は違和感なく溶け込みます。
その生徒も例学ではなく、親の不安、心配をよそに、
日本の親に本人からの直接連絡は稀なままに半年が過ぎました。

思春期なのだからそれでもいいと思います。

私にとっての問題は、学習習慣をどのようにその生徒に
異文化のなかで学んでもらうかに他なりません。
果たして、日本で成しえなかったことを、
条件としては決して良くない海外でできるのでしょうか。

必ずできると思います。

そのために必要なのは、本人の勉強への興味や関心ですが、
それを高めるためには、遠い先の目標が見えてこないと難しいと思います。
勉強以外のことでの好き嫌い、文字や数字に対する関心の有無、
自己主張や相手の話を聞き、言わんとしていることを考えることなど、
おおよそ周囲に刺激を受けながら、自分についてより考えを深めることが
大切ではないかと思います。

英語はほぼゼロに等しい生徒が、難なくボーディングスクールの9年生の
環境に適応し、半年たって更に語学研修へと進みました。
それが良い結果をもたらすと信じていますが、
果たして、留学する前と半年プラス語学研修10週間後で
どれだけの自己成長の成果があったのか、楽しみにその結果を本人と
いっしょに見たいと思います。

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