日曜コラム 錦織圭 全仏オープン2018-06-03

錦織圭選手が全仏オープンテニストーナメントで昨日3回戦に勝利しました。
相手は、フランスのジル・シモン選手で結果は6-3,6-1,6-3と錦織選手の
圧勝のようなスコアですが、現実はそれほど簡単ではありません。

全米オープンで決勝戦に進んだあたりから、
彼の試合を継続して見ていますが、時にご近所に聞こえるほど、
画面に向かって叫んでしまいます。
著名な現役、あるいは元テニスプレーヤーの評論家さんが錦織選手の
プレーを解説するわけですが、劣勢に立たされている時の解説は
あまり彼の心理を掴んでいるとは思えません。

錦織選手の持ち味は、ミスを最小限に抑えて、粘り強く相手のボールを
返球し、我慢に我慢を重ねて、相手にプレッシャーをかけ、ぎりぎりのところで
ウィナー(相手が返球できないショット)を取るところにあると思います。

調子がいい時は、彼が思い描いた試合を組み立てることが出来ますが、
そうでない時は、やたらとミス(アンフォーストエラー)が多く、
無理をして、ファーストサーブの確率を下げ、自ら試合を
難しくしているように思うのです。

もちろん、スポーツ全般において、プロと呼ばれている選手は、
心技体のバランスが重要なことは百も承知のことだと思いますが、
自身もテニスが好きで40年ほどプレーしているので、
どうしても、応援にも熱が入ってしまうのと、彼が勝って負けても、
なぜを考えるのが習慣になっています。

どうして、簡単なショットをミスするのだろう、
そこでなぜ難しいショットを選択するのだろう、
セカンドサーブでたたかれることがわかっているのに、
なぜ確率の低い難しいコースにファーストサーブを打つのだろう、
あと1球、待って、カウンターを狙えばいいのになどなど、
彼の調子の良し悪しは、物理的な意味での体調もさることながら、
精神面での余裕、俯瞰、冷静さ、相手の心理の洞察などが
試合に大きく影響しているように思います。

世界ランキング100位以内の選手のなかで、錦織選手の物理特性は、
決して高くはありません。
その彼が、これから全米オープンで決勝まで進んだあの絶好調を
取り戻すために必要なのは、彼自身の彼による彼のための
自己洞察ではないかと思います。

彼が選択したプロの道が彼の人生になります。
その道で彼が納得した生き方ができるために、
ぜひ、自身の特性を冷静に分析して、良い結果を出してほしいと
彼の熱烈なファンとして、応援を続けたいと思います。

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