#4 現代の教育2018-05-24

<昨日のブログに続きます>
ボーディングスクール、あるいはジュニアボーディングスクールでの学校生活を、1学年間終えた留学生にとって、夏休みに取り組むTOEFL、SSATは、面白い学習、あるいはわくわくする取り組みとは言えません。
その内容は、与えられるばかりで自らが作りだしたり、考案したりするものではありません。例えば覚えるべき単語ですが、英単語とは思えないような綴りや今までに一度も見たこともない単語など、「こんなものが覚えられるだろうか」、「こんな単語を覚えてもどこで使うのだろうか」など、開始当初からネガティブな気持ちに圧倒されて不安になります。
単語だけではなく、英文法、長文読解なども同様にボーディングスクールでのスリルがあり笑顔があり、考えさせられる勉強とは無縁の学習世界に突入します。

この迷路にも等しい状況を打開することが留学生には求められます。

日本の受験生は、自ら考える教育という世界を体験しないまま、大学入試合格を目標とした受験勉強をスタートさせるわけですが、ゴールとそこに到達するまでの勉強の質と量がはっきりしているために、日常のルーティーンをなるべく早く確立した生徒が目標を達成するように思われます。
その学習世界では、自らの意見を問われることは稀です。また、好奇心や興味といった分野も学校においては、開拓する必要もありません。唯々、ゴールを目指して一つずつ覚えるべきことを確実に覚え、それを正確に表現する手法を学べばいいわけです。そのルーティーンを乱すものは、排除していかないと、一発勝負の試験に合格することの妨げになります。
知識はあるが、自らの意見を持たず、問題解決能力とは無縁ないわば、受験のためのプロフェッショナルのような人物が出来上がってしまう可能性があります。

私の知る限り、日本からの留学生は、受験勉強のラインに対して、親子共々疑問を持っている人が多いので、ボーディングスクールに留学して素直にその環境に溶け込めるだけでなく、考えさせられる教育に新たな自分を見出すのではないかと思います。

さて、それらの生徒が留学1学年間を終えて、帰国した夏休みですが、その過ごし方はどうなるでしょうか。
つづく

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