#2 現代の教育2018-05-22

<昨日のブログに続きます>
考える力は、知識の蓄積だけで身に着くものではありません。考える必然性がその力を最大限に発揮する大きな要素となります。
これから迎える夏休み、多くの留学生が帰国します。ボーディングスクールの夏休みは6月からおおよそ3か月あります。9月上旬、学校に戻るまで、生徒たちは思い思いの夏休みを過ごすわけですが、ボーディングスクールの先生たちは、生徒がこの3か月をどのように活かすか、多くの示唆を与えているはずです。もし、与えられていないとしても、それを自ら考え出すことにボーディングスクール教育の要点があるように思います。

ボーディングスクールが期待しているのは、夏季研修で生徒が主要科目の知識を増やし、その技能を向上させることではないと思います。もちろん、生徒自身が決めた課題であるならば、それを追求することを、先生は否定することはありませんが、自由に使える時間を生かして、自分が興味を持って取り組めること、自分の好奇心を満たすようなテーマへのチャレンジなども3か月間にぜひ組み入れてほしいと思っています。
それ故に、ボーディングスクールでは多くの学校が海外での研修を企画します。そのプログラムがユニークなのは、担当する先生の興味や意向がそれぞれの研修に色濃く反映されていて、その規模はあくまでもオプションであり、学校全体の取り組みではないところです。

このような個別性がボーディングスクールではふんだんに夏休みのみならず、日常の学校生活のなかでも取り入れられています。それを象徴しているのが、テンスクールズやランク4の比較的規模の大きなボーディングスクールの科目数です。
以前にエクセターアカデミーの教科について解説しましたが、驚いたことにその数400ほどになりました。この選択肢の多さは将に大学並みといえるでしょう。それ故に、そこで学ぶ生徒も自分のアカデミックな興味や好奇心がいかんなく発揮されるというものです。
つづく

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