親子関係-父と子2018-05-12

中等教育機関への留学において、親子関係は留学生のその後の人生に大きな影響を与える大切な要素です。高等教育機関以上への留学では、親が留学に介入する余地は大きくはありません。しかし、10代の前半から始まる中等教育機関、ボーディングスクールへの留学は、日本での学校生活の時よりもむしろ留学している本人の情報が親元に送られることになります。

おおよそ8割以上が、留学の窓口となるのはお母さんですが、夏休みのプランや進学、転校など大きな決断が必要な時は、お父さんも留学に参加することになります。
親子の意見が一致している時は、おおよそ問題ありませんが、お父さんの決断と本人の希望が食い違う時は結論が出るまでにいくつかの試練を乗り越えなければなりません。
試練はもちろん留学している本人だけではありません。お父さん、お母さんにとっても当てはまります。

コンサルタントは、双方からいわば本音が聞けるという恵まれた立場にあるわけですが、恒に問題点を明らかにして、結論を導くための段取りや制限時間を管理しなければいけません。
おおよその場合、問題の焦点は、勉強をさせたい親としたくない子どもということに尽きると思います。

「留学イコール学習せざるを得ない環境」と思われがちですが、日本で勉強習慣のなかった生徒が留学して自然と勉強習慣が身に着くということはありません。何らかの動機や転機がない限り、留学している本人の本質的な習慣が周囲の影響で好転することはないように思います。
それ故に、お父さんが本人と向き合う状況というのは、本人の新たな自己発見を見出せる絶好の機会といえると私は思います。
お父さんと我が子の意見の食い違いの要点は、すでに述べたように勉強させたいお父さんと遊びたい本人にあります。このような時、お互いに折れるのは難しい状況になり、お父さんの根負けかあるいは力押しによる寄り切りなどが、一般的な帰結のように思われます。しかし、そのような場合、お互いに禍根が残り、問題の本質的な解決にはなりません。
つづく

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