#3 アメリカの大学、日本の大学-親の関わり2018-04-14

今回の大学訪問は6校でしたが、そのうち4校がグループツアーでした。University of Vermontの施設見学には、おおよそ100人ほどの人が参加しましたが、出願を予定している生徒は100人のうちの20名程度だったように思います。残りの80名は志願者の親です。なかには、志願者本人でなく、親が学校を見に来ているという人もあったと思います。

日本の大学の施設見学ツアーに参加したことがないので、比較検討はできないのですが、アメリカの大学進学については、生徒の親も積極的にかかわっていることが感じられます。
ボーディングスクールと違って、大学ではインタビューはオプションとしているところが多いように思います。出願数の多さから考えると、インタビューを必須とすることは、合理的でないのかもしれません。

大学生は一般的には大人扱いです。高校までは、親の庇護下に置かれるのは当然として、ボーディングスクールの施設見学を生徒が単身で行うことはありません。親がかかわるのが当然であり、またそうすることで、生徒たちも安定した学校生活を送ることができると思います。
しかし、大学ともなれば、進学先を挙げることも、そのなかから第一志望を決めることも、親が入る余地はないように思えたのですが、アメリカの大学選定における現実は、ボーディングスクール出願と全く同じように、親子での学校訪問が極めて一般的なようです。

大学生になったら、すべては自分で行うという既成概念は考え直さないといけないのかも知れません。

通学が主体の2年制大学、コミュニティーカレッジであれば、その地域の住民に対しては授業料も大変安く、また自宅から通うのであれば生活費も大幅に削減できますが、私立の総合大学やリベラルアーツ系の大学では、通学できる学生は多くはありません。
授業料も生活費は別にして3万ドルから4万ドルくらいかかります。生活費をプラスすると高校としてのボーディングスクールに入学するくらいの費用がかかります。これをすべて学生がアルバイトで稼いで賄うことはおおよそ無理なことです。
当然のことながら親がスポンサーになるわけですから、学校選びも親の意見を尊重することになるのかもしれません。金銭面だけでなく、学校の立地条件やそこで学ぶ学生たちの様子や教授陣の訪問者に対する対応など、大学選定においても親が子にアドバイスを積極的にすることが、実はアメリカの教育の現状ではないかと思います。

中等教育のみならず、高等教育機関も訪問して決めるというアメリカ人の教育における習慣を学ぶことができた今回のアメリカ出張でした。

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