逆境の発見2017-10-07

逆境を経験せずに人生を終える人はいません。
誰もが、それぞれのやり方で逆境を乗り越えて成長していきます。
できることであれば、幼少のころから、
大小さまざまな逆境的な状況を子どもたちにも体験させ
強くなってほしいと思っている保護者の皆さんも多いと思います。
しかしながら、その観念とは裏腹に、子どもたちが直面する
逆境など、今の社会ではどこにあるのか見当もつきません。

子どもたちからスマホを取り上げる、Ipadを取り上げるなどしても、
逆境とはならず、親は愛情を持って見守るだけとはいっても、
口を出さないことには、始まらないのが現代の子育ての実際かもしれません。

無理のない逆境というのもおかしな表現ですが、
小学生の高学年になれば、海外のサマースクール体験は
彼らの日本での教育的日常に画期的な変革をもたらすといえると思います。

第一に、勉強に対するアプローチの変化です。
問答無用の暗記学習はそこにはなく、選択することが求められます。
ひとりで考えるのではなく、グループで取り組むということもあります。
英語が出来ようが、出来まいが、課題が与えられますから、
この逆境、どう乗り越えるかを、
子どもたちは直観的に判断しなければなりません。

第二に、生活が根底から変わります。
食べることも、寝ることも、かたづけも自らの采配が必要です。
黙っていても何でも出てくる我が家ではありません。
食事が美味しくてもそうでなくても、食べなければいけません。
自分の部屋の整理整頓も自分でしなければ、誰も行ってくれません。
起きる時間も、寝る時間も決められています。

第三に、言葉の問題です。
自分をどのように相手にわかってもらうか、考えなければなりません。
午前中の授業であれば、パイロット役の先生がいますから、
どうにかなりますが、学校活動が終わってからは、
ガイドもリーダーもいません。
「どうしよう」と茫然自失となりますが、
それですべてが解決するほど、サマースクールの現実は甘くありません。

かくして、子どもたちは生まれて初めて、異文化と言う逆境に
さらされて、思い通りにはゆかない現実を認識することになります。
この貴重な体験から、多くの長期留学希望者が出てくるところに、
子どもたちの持っている潜在的能力とエネルギーを感じます。

逆境の発見は、子どもたちをよりたくましく強くすると思います。

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