ボーディングスクールの教科書について2017-04-17

日本と違って、英語圏の中等教育の学校では、国による教科書の検定はないようです。アメリカに特定して考えれば、ここ数年間で教科書の購入はオンラインによる購入に変わってきました。

日本では、中学、高校で教科書をオンラインで購入するということはないと思います。
学ぶべき範囲とその内容が学習指導要領で示されていて、教科書検定のある日本では、生徒にわかりやすく、興味が持てるような内容の教科書である前に、試験に出る項目が網羅されているか、教える側が使い勝手が良いかなどが作成基準になることもあると思います。
しかし、アメリカのボーディングスクールでは、「試験に出る」という基準は全く考えられません。

具体的に留学生が大学入試で求められる試験としてTOEFLがあります。ボーディングスクール、あるいはジュニアボーディングスクールでTOEFLのための学習が正規授業で行われるかというと、答えはNOです。同様に、大学入試のための試験、SAT対策のための授業もありません。
試験に出るための暗記学習は、生徒が自分で考えて行うべきことで、授業と大学入試、あるいは高校入試のための学力試験は全く別と考えるのが、ボーディングスクール教育の基本です。

従って、教科書も覚えるべきことを網羅したマニュアルではなく、授業は生徒が主人公で先生によって進められていきます。

教科書は、数学、生物、物理、化学、アメリカ史、世界史などは、3-4センチの厚さをもつものが用意されますが、それらはリサイクルが盛んで、いらなくなった教科書は買い取ってもらえますし、中古教科書もオンラインでも購入が可能です。それは、あたかも図書館で本を借りるような感覚といってもいいのではないかと思います。

授業があっての教科書、そして生徒があっての授業という当たり前のことがはっきりしているのがボーディングスクールの教育の根本です。この基本は、中等教育のみならず、高等教育にも共通して言えることではないかと思います。
大学でも教科書は盛んにリサイクルされています。

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