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日曜コラム 留学生との語らい2015-09-06

私は子どもたちに英語を教えるのがとても好きです。
中学校2年生の時、新任の英語の先生の熱心な授業と、
東京出身の先生のキレのいい言葉使いや話し方にあこがれて、
私は自らも英語教師を目指したいと思うようになりました。

コンサルタントをやっている今でも、
出来る限り生徒たちと接していたいと思っています。
彼らと私が継続的に接するために、英語を教えるというのが合理的な手段です。

2時間ほど生徒に英語を教えていると、彼らも疲れてきます。
そこで、途中でクッキータイムを作ります。
この時の彼らとの会話が私にはとても楽しいものなのです。
たとえば、留学生活について、その現実を彼らは熱心に語ってくれます。
また、お父さんやお母さんについても教えてくれます。

私も自分の留学時代のこと、スポーツのこと、その他の趣味のことなど、
彼らと共通の話題を見つけて、リラックスした時を過ごせます。
この語らいが私をしてコンサルタントならしめる大いなる根拠を与えてくれます。

いつまでも彼らと対等に話をしたいと私は思います。
留学というと、「こうあるべきだ」という理想を述べる人もいるようですが、
私は留学も英語と同じように手段であると思っていますから、
あくまでも主人公である若者たちと接していたいのです。
彼らに日本や世界の今後を作ってもらう意味でも、
私ができる貢献は積極的に、正直に、誠意をこめて行う、
その対象の一つが生徒たちです。

彼らは一人ひとりが違っているので、私は個別に話すのが好きです。
そして、そこから得た知識をさらに多くの人に役立ててもらうために
活用したいと思っています。

私は日本の受験に関しては、批判的ですが、日本という自分の母国がとても好きです。
その気持ちはこの仕事を通じて醸成されていきました。
何度も英語圏の国に足を運び、日本と対比することで、
私は自分が生まれて育った国にプライドと愛着を持ちます。
だから、ひとりでも多くの人に海外を経験してもらいたいと思います。
それは、とりもなおさず自分を見つめることに繋がると思います。
その過程で、親に対する感謝や尊重が生まれ、その気持ちの輪が拡大すれば
するほど、彼らは成長して社会のなかの自分の役割を認識できるのでは
ないかと思います。

まだ幼さがのこるような生徒たちが、大学生になり、彼らの哲学を
語り出すことを目撃するとき、私にはそれが世界を動かすほどの
精神の振動に思えるのです。

私はコンサルタントである限り、
彼らとの語らいの場や時間を大切にしたいと考えています。

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