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ボーディングスクール留学―入国審査の自動化について2015-06-18

昨日のブログの続きは後日にさせていただきます。

只今、Washington DCのダレス国際空港にいます。全日空2便からユナイテッド航空5122便に乗り換えてコネチカット州ハートフォードに向かう機内でこのブログを書いています。

国際線が少し遅れて飛行機を降りたのが現地時間午前11時頃でした。乗継便の出発は12時30分、ゲートクローズは出発の10分前です。移民局の入国審査での長蛇の列を想像し、乗継に間に合わないかもしれないとかなり不安になりました。
ところが、なんと移民局では、列がありませんでした。同じような時間に到着する国際線がなかったのは幸いでした。さらには、移民局での審査が自動化されていました。

昨年のシカゴオヘア国際空港に次いで、ワシントンダレス国際空港も機械が入国審査をするようになりました。手順を示す言語も日本語の選択ができます。手順はとても簡単です。

まず、パスポートの顔写真のページをセンサーにかざします、
機械が情報を読み取り、間違えなければOKを押します、
つぎに、滞在期間、目的を選択して、簡単な質問にはい、いいえで答えます。
顔写真撮影をして、4本指の指紋を取れば、審査終了です。
結果をプリントアウトして、その用紙を移民局の担当官に出すのですが、
審査はすでに終えているので、1人に要する時間は1分程度です。

入国審査機は10台以上あったと思います。ということは、少なくとも常時10名の入国審査官がいるということです。結果的には乗継に間に合わないどころか、のんびりと歩いて次の飛行機のゲートまで到着し、まだ搭乗時間にはなっていませんでした。

ボーディングスクールの生徒管理もここ数年間で教科書、健康関連、支払、成績管理などが電子化されました。

時代の流れを感じます。
人がやっていたことの多くが機械化されつつあります。

これは何を意味するのか、私たちは真剣に考えないといけません。私たちが日々享受している便利や豊かさは次世代への「つけ」とはならないでしょうか。機械にとってかわられる人々はどうしているのでしょう。
この合理化がこれからも進めば、当然、人々が弾かれてしまいます。それすなわち、今までと同じような価値観で、同じように行動できないことになりはしないかと思います。
そこまで極端に社会のパラダイムシフトが起こらないとしても、受け身的、競争的、量的な考え方は徐々に能動的、非競争的、精神を重視する社会への転換を迫られると思います。

移民局の入国審査の自動化に伴いふと以上のことが思いつきました。
日本時間ですと、今日の夜からジュニアボーディングスクール訪問が始まります。

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