アートスクールへの留学2010-04-09

アメリカのボーディングスクールの大きな特徴として芸術系科目の充実が挙げられます。アート系分野別に見ると、ビジュアルアート(絵画、彫刻、写真、陶芸、コンピュータグラフィックスなど)、演劇(俳優と劇場運営管理など)、ダンス(バレエ、ジャズ、モダンなど)、音楽(クラシック、ジャズ、ポップス、ボーカル、楽器など)、映画製作などがあります。


学生数の平均が300名と公立学校や通いの私立に比較すると生徒数では大きなハンディがあるにもかかわらず、ボーディングスクールではこれらアート系の活動が盛んなことは、Visual Art, Music, Theaterなどの建物が独立していることからしても明らかです。言うまでもなく、アートスクールは通常のボーディングスクールと同様に高校終了カリキュラムを持ち、それらを行いながら特化したアートの学習をします。


アートに力を入れる理由



ボーディングスクールが第一に大学への進学準備をその目的とする中で、なぜアートに力を入れるのでしょう。それは10代の若者にとってアートというのはなんらかの興味がある分野であることを学校がその経験から知っているからでしょう。クラシック音楽は好きではないが、ロックやジャズそしてラップは大好きという若者は数え切れないほどいると思います。バレエはやったことないが、ヒップホップは友達と週に2回練習する、成績は普通だけど粘土細工や模型作りはご飯よりも好きなど、子供たちの興味は大人の常識の範疇を時として飛び越えます。


そのような無邪気で無意識のアーティストもボーディングスクールでは子供たちの感性を刺激することで、学習能力を引き出すといった子供本位の教育を長年にわたって積み重ねた結果としてアート尊重が生み出されていと思います。


アート生かした学校選定のために



ボーディングスクールは世界から学生を募集するために、パンフレットやホームページに工夫を凝らし、さまざまな学校に関する情報を公開しています。アートという自分の興味を有効にボーディングスクールで生かすためにも公開された情報はしっかり調べ活用することが大切です。はじめに自分の目標をはっきりさせます。どんなアートであっても、将来その道に進みたいのかあるいは、好きなスポーツのように学校生活と趣味のアートが両立できれば良いのかではおのずと学校選択が変わります。


アートに特化したい場合も、アートは趣味や興味の範囲で良い場合もパンフレットやホームページでしっかりチェックしましょう。もし、アート系ボーディングスクールからアート専科の大学に進むのであれば、自分の目指すアートが日々の学校生活の中でどのくらいの時間をさけるのかということや、アートの先生の経歴や実績、コースの内容、そして施設や設備内容など、質問は多岐にわたるでしょう。


出来れば学校を訪問しましょう。学校を訪問して、自分が目指すアートの先生と直接会って話をしたり、設備、施設を見学したりしてみることです。ダンス、ビジュアル系のアートであれば、パフォーマンスや作品をみればおおよその想像がつきます。音楽系のアートスクールでは学校からCDなどを取り寄せたりも出来るでしょう。学校を訪問できるのであれば、学生たちの演奏を聞かせてもらい、自分もその中で演奏してみるということも可能なのです。


進学に関して



アート専科大学はその多くがニューヨークやロサンゼルスなどの大都市にあります。アートの性格上、そのような立地が一番適しているのでしょう。ボーディングスクールはそのほとんどが人里はなれた田舎にあります。勝手に外出はもちろん出来ません。しかし、大都市へのアクセスとそれらの都市にあるアートの情報や施設(英語でresourcesといいます)はどのように利用できるかということも学校選びの項目に入れてもよろしいでしょう。


アートスクールへの出願に際しては、専攻したいアートの力量と英語力が合格の鍵となります。学校によってはオーディションを必須としているところもあり、日本で日にちを特定してオーディションを実施している学校もあります。またアートは非常に広範に私たちの生活とかかわっていますから、分野やジャンルにとらわれずに、金属加工や木工なども実用とアートをかね合わせた学習を可能としている学校もあります。漫画やコンピュータグラフィック、そしてデザインなどもアメリカの学校ではひとつの分野として認められるでしょう。アートスクールは新たな自分を発見する素材を与えてくれるかもしれません。

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